[FUTABA]双葉店飾社

TEL.086-244-1133

メール

亀と鉄と奥出雲

blog
2016/09/08
tag:備前長船博物館

続いて、長老N0.2のTおやじのブログです。

今回はプライベートな内容の記事で失礼します m(_ _)m

先月の休日に奥出雲(島根県)へ行ってきました。

その目的は手打ち包丁を買いに、ついでに古い包丁の磨ぎの依頼も兼ねて。

%e5%8c%85%e4%b8%81

古来、奥出雲地方では「たたら」と呼ばれる製鉄法により鉄の生産が行われ、

村の鍛冶屋では農工具刃物造りが盛んだったのです。

その鍛冶屋業を代々受け継がれている雲州忠善さんのご自宅まで伺いました。

たたら製鉄に関しては、ホームページの実績/施設内装・外装で載せている

備前長船博物館「刀剣の世界」の企画設計に関わる際、

知識を深めるため、この地方にある伝承館や記念館を巡り重ねた経緯があります。

長船で栄えた備前刀も奥出雲の製鉄技術と密接な関係があるからです。

 

包丁を買ってまだ時間があったので、温泉にでも入って帰ろう!と思って走っていると、

「かめだけ」という町に入ってすぐに、或る交通標語看板が目に止まりました。

仕事柄、つい看板や標識が気になってチェックしてしまうんですよね。

%e6%a8%99%e8%ad%98

「ここはかめだけ、うさぎはいない」

なかなか洒落の利いた上手い交通標語だと思いませんか?

この標語の出来映えに警察署の方も気に入っておられるのか、

交通量の少ない田舎道、ついついスピードを出してしまうのか、

けっこう近い間隔で頻繁に建っておりました。

 

ところで、この「かめだけ」と聞いて、あれ!と気付く人もいるのでは?

『かめだ』 そう、松本清張の「砂の器」の舞台にもなった「亀嵩」でした。

映画も有名ですよね。町の各所にここがロケ地の説明板がありました。

若かりし島田陽子、カワユかったなぁ!(独り言、、)

%e7%a0%82%e3%81%ae%e5%99%a8

その後、亀嵩温泉でゆっくりと寛いで、

(当然!)出雲そばを食べて、仁多米の吟醸酒も買って、帰路につきました。

 

またまた余談ですが、前回は一泊して山陰出雲まで足をのばして、

民藝運動の柳宗悦とのゆかりも深い「出西窯」

日本一の庭園を誇る「足立美術館」へ行きました。

工芸、美術、味覚、癒し、etc.満喫のお気に入りドライブコースです!

%e5%87%ba%e9%9b%b2%e3%81%9d%e3%81%b0

トップへ